先日納車したSRXの整備仕事です。
このバイクは昔板橋の店に勤めていた時に先輩が購入した車両で、もうかれこれ10年が経ちます。
今回は車検も兼ねて全体的に整備をしました。
マフラーと外装の塗装もこの機会に一新しました。
リアブレーキマスターのO/Hついでに塗装が剥がれていたのでウエットブラストを打ってもらいました。
雰囲気も変わった事で、また楽しく乗り続けられそうですね。
次は山本さんのZ1です。
走行中に突然カタハイになったとの事でお預かりして確認してみた所、ポイントが焼けた事で1.4番が失火していました。
コンタクトブレーカーは社外の物が付いていたので大事をとって純正を使いました。
スパークアドバンサーも点検した所、スプリングのテンションが落ち、完全に閉まりきらない状態になっていたので分解してグリスアップした後に在庫で持っていたスプリングに交換しました。
イグニッションコイルも約40000km位は使用していたというのでダイナコイル、コードも一新しました。
作業も終わり、エンジンをかけようとした所、突然スタータークラッチが滑り、クランクが全く回らなくなってしまいました。
ダイナモカバーを外し、見てみるとマグネットローターのウッドラフキーが真っ二つに割れて空転していました。
この日がお盆休みの2日前で、お盆はバイクに乗りたいとの事だったので急遽いつもお世話になっているサンクチュアリーリアライズの道岡さんに電話した所、ウッドラフキー、ガスケットを在庫で持っているとの事だったので八王子まで100ccのスクーターを飛ばし、部品を譲ってもらいました。(いつもありがとうございます。助かりました。)
しかし早速ウッドラフキーを付けクランクを回した所、また割れて空転してしまいました。
この日は暑かった為、(暑いのニガテ)その瞬間膝から崩れ落ちるような衝撃を受けました。。。
しかし落ち込んでいても時間は待ってはくれないので何か良い方法はないかと考えていた所、以前ホンダのエンジンをバラした時に取っておいたキーがあることを思い出し見比べてみた所、形状はほとんど同じで厚みが1mm厚いタイプの物だったのでこれを加工してクランクシャフトの溝に対して少しきつめにはまるように加工しました。
なぜそうしたかと言うと、2回目に新品のキーを溝に入れた時、横方向のガタが少し多いなと感じていました。
正常な状態でもキーを指で入れられる位緩くはまるようになっているのですが、一発目に折れた時に溝がいくらばかりか広がってしまったのではないかと思ったからです。
叩いてきつくしたとしても一時的なもので、また緩くなってしまう可能性が高いのと、溶接肉盛りも考えましたが分解していない状態で熱が入るとオイルシール等に影響が出てしまう可能性があるのでやめました。
キーを加工しマグネットローターを付け、祈るような気持ちでセルボタンを押すと、1発でエンジンがかかりました。その後何度も始動確認をして問題が無かったのでホッとしました。
何度もダイナモカバーを付けたり外したりしていたので、クランクケースの目ネジが浮き上がりヘリサート加工も行いました。
旧車には慣れているつもりですがこう色んなトラブルが起こるとさすがにぐったりしてしまいました。
最後に試乗をして急いで山本さんに電話したら、お盆にバイクが乗れると大変喜んでくれました。
その日の夜に早速軽トラで積んで帰って行きました。
お盆休み後にオイル交換でまた店に来てくれて、岩手まで往復1200km走ったと聞いて安心しました。
これからは、工夫をしながら修理をしないと旧車を維持するのはますます難しくなっていくのかなと改めて思いました。
このバイクは昔板橋の店に勤めていた時に先輩が購入した車両で、もうかれこれ10年が経ちます。
今回は車検も兼ねて全体的に整備をしました。
マフラーと外装の塗装もこの機会に一新しました。
リアブレーキマスターのO/Hついでに塗装が剥がれていたのでウエットブラストを打ってもらいました。
雰囲気も変わった事で、また楽しく乗り続けられそうですね。
次は山本さんのZ1です。
走行中に突然カタハイになったとの事でお預かりして確認してみた所、ポイントが焼けた事で1.4番が失火していました。
コンタクトブレーカーは社外の物が付いていたので大事をとって純正を使いました。
スパークアドバンサーも点検した所、スプリングのテンションが落ち、完全に閉まりきらない状態になっていたので分解してグリスアップした後に在庫で持っていたスプリングに交換しました。
イグニッションコイルも約40000km位は使用していたというのでダイナコイル、コードも一新しました。
作業も終わり、エンジンをかけようとした所、突然スタータークラッチが滑り、クランクが全く回らなくなってしまいました。
ダイナモカバーを外し、見てみるとマグネットローターのウッドラフキーが真っ二つに割れて空転していました。
この日がお盆休みの2日前で、お盆はバイクに乗りたいとの事だったので急遽いつもお世話になっているサンクチュアリーリアライズの道岡さんに電話した所、ウッドラフキー、ガスケットを在庫で持っているとの事だったので八王子まで100ccのスクーターを飛ばし、部品を譲ってもらいました。(いつもありがとうございます。助かりました。)
しかし早速ウッドラフキーを付けクランクを回した所、また割れて空転してしまいました。
この日は暑かった為、(暑いのニガテ)その瞬間膝から崩れ落ちるような衝撃を受けました。。。
しかし落ち込んでいても時間は待ってはくれないので何か良い方法はないかと考えていた所、以前ホンダのエンジンをバラした時に取っておいたキーがあることを思い出し見比べてみた所、形状はほとんど同じで厚みが1mm厚いタイプの物だったのでこれを加工してクランクシャフトの溝に対して少しきつめにはまるように加工しました。
なぜそうしたかと言うと、2回目に新品のキーを溝に入れた時、横方向のガタが少し多いなと感じていました。
正常な状態でもキーを指で入れられる位緩くはまるようになっているのですが、一発目に折れた時に溝がいくらばかりか広がってしまったのではないかと思ったからです。
叩いてきつくしたとしても一時的なもので、また緩くなってしまう可能性が高いのと、溶接肉盛りも考えましたが分解していない状態で熱が入るとオイルシール等に影響が出てしまう可能性があるのでやめました。
キーを加工しマグネットローターを付け、祈るような気持ちでセルボタンを押すと、1発でエンジンがかかりました。その後何度も始動確認をして問題が無かったのでホッとしました。
何度もダイナモカバーを付けたり外したりしていたので、クランクケースの目ネジが浮き上がりヘリサート加工も行いました。
旧車には慣れているつもりですがこう色んなトラブルが起こるとさすがにぐったりしてしまいました。
最後に試乗をして急いで山本さんに電話したら、お盆にバイクが乗れると大変喜んでくれました。
その日の夜に早速軽トラで積んで帰って行きました。
お盆休み後にオイル交換でまた店に来てくれて、岩手まで往復1200km走ったと聞いて安心しました。
これからは、工夫をしながら修理をしないと旧車を維持するのはますます難しくなっていくのかなと改めて思いました。
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